高校の文化祭でクラス単位で出し物をすることが決まって、その際に着用する服としてクラスTシャツが採用されることはよくあることです。どのようなクラスTシャツにするのかをみんなで話し合って決めたり、決める人を誰にするのかを話し合ったりすることになります。いずれにしても決める担当になったら、何が良いのかを考えなければいけません。その際に、クラスTシャツを着て文化祭を楽しむ姿を想像しながら考えることはよくあることですし、間違っているわけではないです。

しかし、着用して文化祭を楽しむこと以外にも考慮するべき大切なこととして、制作過程があることを忘れてはいけません。高校を卒業してから同窓会などで文化祭の思い出を語る場合に話題になるのは文化祭当日だけではなく、その準備の過程で起こったことも多いです。クラスTシャツに関しても同じことが言えて、作っていく過程が思い出に強く残る部分になるということです。クラスTシャツの制作を請け負っている会社はたくさんあり、そこに発注してしまえば制作過程での関わり合いは、デザインを選択して注文を出すだけになってしまいます。

時間が無くてそれ以外に選択できない場合は仕方がないとしても、時間的な余裕がある場合は自分たちで作ることをお勧めします。全部が無理なら部分的な制作関与も可能ですし、専門的な技術や高価な道具が無くても出来ることはたくさんあります。みんなで考えて実際に手を動かして制作すると一生の思い出になります。