クラスTシャツは、ボディとして使うTシャツにプリントをして作るものだという印象を持っている人もいるかもしれませんが、色は足すだけではありません。色を足さずにどうするのかというと、逆に引くわけですが色なので引くというより抜くと言った方が表現としては適切になります。色を抜くのは一般的にブリーチと呼ばれていて、ブリーチによって既にプリントされているところから部分的に色を抜くことで個性的なクラスTシャツが作れます。ブリーチは、一般的に台所などで使用されている漂白剤を使用して行うことが出来るので、特に難しいことはありません。
洗濯用の漂白剤の中には、ブリーチ加工には使えない漂白効果が弱いものもあるので注意してください。費用に関しても、危惧する程の予算を必要とはしませんので経済的にも魅力です。道具はいくつか必要ですが、高価なものはありません。スキルに関しても、特別なものが求められることはありませんが、器用か不器用化で仕上がりに多少の差が出ることはあります。
手作業で行っていくので一枚一枚違った風合いが出て個性のあるクラスTシャツの仕上がりが期待出来ます。作業は簡単ですが気を付けるべき点もあります。直接手に着くとかぶれの原因になることもあるので、使用時には手袋を着用しなければいけません。更に、密閉された狭い空間で行うと、気分が悪くなる可能性があるので窓を開けて風通しの良い状態を作ってから、作業をする必要があります。
後は、長時間連続で作業をすることは避けて、段取りよく進めて短時間で終わらせることが求められます。